「100円食堂」で若いファンを 東京・足立区の商店会

(地域・まち - 2017年11月9日 18時30分)

<魅力ある商店街を表彰 東京商店街グランプリ>

 東京都内の商店街での魅力ある取り組みを表彰する「東京商店街グランプリ」が決定しました。

 グランプリに輝いたのは千代田区の「東京交通会館名店会」で、有楽町かいわいに残る「和」のテイストを活用した七夕飾りや獅子舞などのイベントが評価されました。他にも、地域で育てたミツバチからとった蜂蜜で商品開発を行った商店会など5つの商店会が表彰されました。

<地域活性化に「100円食堂」も! 足立区の商店会>

 今回、商店会ができてからわずか4年で優秀賞に選ばれた、東京・足立区の六町駅前にある商店会を訪ねました。

 2014年、つくばエクスプレス・六町駅周辺の40店が集まって発足した「六町駅前商店会resk」の会長・石鍋明夫さんは「新しい住民と古い住民と商店会がつながることで、顔見知りが増え、活気につながる」と、地域活性化のためのさまざまな取り組みの意義を話します。

 商店会では『東京で住みたい街トップ10(テン)を目指す』を合言葉に毎月、住民同士が「つながる」ことをテーマにしたイベントを行ってきました。メインとなる取り組みとして商店会では、中学生以下の子どもに商店会の店のメニューを100円で提供する「六町100円食堂」を不定期で開催しています。例えば、そば粉にこだわった手打ちの本格的なざるそばは普段600円で販売されていますが、子どもたちに100円で提供されたこともあります。これが実現できたのは、商店会が費用の一部を広告収入などで負担するという仕組みです。店側には新たなの顧客獲得のきっかけになっているということです。

 また、六町では安心安全な街づくりのため、商店会のメンバーなどが毎日交代で街をパトロールしています。パトロールに参加する人たちは「自分たちの街を自分たちが守るというのが根底にある」「歩いていると、みんな友達みたいになりますね」と話しています。さらに「夜道が怖い」という住民の声を元に、街灯も新たに設置されました。

 こうしたさまざまな取り組みについて六町に住む人からは「安全でのどかでいい街。これからますます良くなるんじゃないか」「一昔前と違って大変安心で住みよい場所。20年ぐらい前とは全然違う」といった声も聞かれました。

 この商店会では今後も住民たちのつながりを意識した活気ある街づくりをしていきたいと意気込んでいます。

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